The Expert for Lake Iseo

イゼーオ湖地域のワイナリー

 

イゼーオ湖畔には、非常に上質な最高級評価のワインを生産している中小規模のワイナリーがあるため、特にワイン愛好家には訪れる価値のある地域といえます。 また、付近のガルダ湖周辺においても素晴らしいワインに出会うことができます。イゼーオ湖畔のワイン生産地域は、Valcalepio(ヴァルカレピオ)およびFranciacorta(フランチャコルタ)の2カ所にあります。

 

イゼーオ湖とコモ湖の間、更に厳密にいうとイゼーオ湖とベルガモ湖の間に位置するValcalepio(ヴァルカレピオ)地域では、非常に優秀なワインが生産されています。ValcalepioCalepio(カレピーノ)渓谷を意味し、Calepio一族がCalepio城の権利を所有し中世時代よりワイン造りを開始しました。1976年以来この地域はDOCの地位を確立、近年では非常に高品質なワインが生産されています。

Franciacorta(フランチャコルタ)は、ブレシアとイゼーオ湖の間に位置する、D.O.C.G (イタリアで最も厳しい規定の最高峰のクラス)  認定の地域です。 また、フランチャコルタはワイン生産地というだけでなく、多くの城や古代からの別荘、また幻想的な修道院など訪れる人を魅了する名所が幾つもあります。 ブレシアの貴族たちは、数世紀前からすでにこの地域を休暇を過ごす場所として訪れていたといわれています。

フランチャコルタは地名でもありワインの名前でもあり、専門家・ワイン愛好家に高く評価され人気があります。この地域には、優れたワインと、シャンパーニュと同じ製法で作られた最高峰の輝くスパークリングワイン「ランチャコルタ」があります。フランチャコルタは「イタリアのシャンパン」と呼ばれ、国際的に最高のスパークリングワインに属し、世界的にトップのグルメを代表する存在です。

イゼーオ湖で最初にVillongo(ヴィッロンゴ)の La Rocchettaワイナリーを訪れ、ヴァルカレピオ・ワインをお楽しみください。そして、Paratico(パラ-ティコ)のBredasoleワイナリーにてフランチャコルタ・ワインをお試しください。Endine(エンディネ)湖まで足を延ばすと、Cenate Sotto(チェナーテ・ソット)のCaminellaワイナリーにて素晴らしいヴァルカレピオ・ワインに出逢うことができます。ColombaroのDe Gaioncelliで引き続きフランチャコルタ・ワインをお楽しみいただきます。Coccaglio(コッカーリオ)地区のMonte Orfano の丘の上には、フランチャコルタ唯一のシャトー、Castello Bonomi(カステッロ・ボノミがあります。

また、Colognola ai Colli(コロニョーラ・アイ・コッリ) のVilla Canestrariワイナリーでは、良質で手の届くAmaroneに出逢うことができます。こちらのワイナリーではこの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、Tanbe (コルヴィーナ、メルロー) などのワインもお試しいただけます。

Peschiera del Garda(ペスキエーラ デル ガルダ)では、Valerio Zenato のLe Morette ワイナリー にて、素晴らしいLuganaを味ってください。

優秀で高貴なワインのテイスティング後には、Soave(ソアーヴェ)城、Verona(ヴェローナ)の有名なアリーナなどへ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ブドウからワインが生産されるまでの過程に応じ、テーブルワイン、或いはトップレベルのワインに分類されます。 

イタリアのワインの格付けは、ワイン法(1963年)に基づき規定されており、上位からDOCGDOCIGTVdTに分類されます。

DOC (Denominazione di Origine Controllata)/ 統制原産地呼称:

DOCには一定の審査が定められ、すべての生産過程(栽培から出荷まで)はこの規定に基づき行われなればなりません。(生産地、栽培方法、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、熟成方法など)また瓶詰めの前に、規定された必要条件を満たしているかの審査、化学・物理検査が商工会議所によって行われます。

 

DOCG (Denominazione di Origine Controllata e Garantita)/ 統制保証付原産地呼称:

イタリアワインの格付けの中で一番厳正な規定が設けられ、良く知られた高名なワインBarolo, Barbaresco, Chianti, Soave, Franciacortaなど極めて少数に限定されています。申請の前に少なくとも5年間、DOCのカテゴリに属していなければならなりません。農林省、商工会議所の化学・物理検査を受け、一つ一つのボトルには政府が認可したことを証明するシールが貼られます。

  

IGT (Indicazione Geogafica Tipica)/地域特性表示:

1992年に新設。IGTは、テーブル・ワインの中の、特定の産地で特定の葡萄品種から造られるワインで、産地(州,県,地域)が特定出来、使用品種が明示されたワインです。同じ品種を85%以上使用すれば品種名も表示できます。

 

VdT (Vino da Tavola) /テーブルワイン:

最低の基準はあるものの、その他には特に規定はなく、ブドウ品種・生産地の表記の義務はありません。規定にしばられることなく生産されることで、質の高いワインも多くつくられています。

 

 

 

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